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現役ビルメンの点検する設備① 空気調和機(AHU)とエアコン

こんにちは!ビルメンちゃんよ!

今回はどのビルにも入ってる設備の一つ、空気調和機について書いていくわ!

ビルメンになったらほぼ必ず点検することになる設備だから覚えていてね。

 

 

空気調和機とは

 簡単に言ったら巨大なエアコンよ。厳密には違うけど大雑把に捉えると同じ!

その役割は「室内の温度や湿度、清浄度を調整すること」よ。「空気」「 調和」する機械だから「空気調和機」と呼ぶのね。

ちなみにタイトルにあるAHUとは「Air Handling Unit」の略で、空気調和機の英訳よ。Air(空気) Handling(取り扱う) Unit(ユニット)ということでAHU!

空気調和機は現場では空調機、エアハンと呼ばれることが多いわね。これ以外の設備でも正式名称と通称が異なることが多いから最初はそれを覚えるのが大変かも。でも大丈夫、何度もその言葉を使えば覚えられるから。

空気調和機の役割

空気調和機の役割は前述した通り「室内の温度や湿度、清浄度を調整すること」

 

温度:これは分かりやすいわよね。暖かい空気を冷やしたり、冷たい空気を温めたりするの。詳しい仕組みとなると冷媒や蒸気の話も入ってくるからいずれ別の記事で書くわ。

 

湿度:主に冬季の話ね。冬は空気が乾燥するから湿度を上げる必要があるわ。そんな時は空気調和機の中に蒸気を送ってやって、それをビル中に回すことで湿度を上げるのよ。その蒸気はボイラーで作った物だったり超音波で作った物だったりするわ。

 

清浄度:これが空気調和機の大きな特徴かしら?ビルの中にはたたくさんの人がいるわよね。そして移動や呼吸をしている。すると埃が舞ったり二酸化炭素が発生する。そんなよどんだ空気を吸っていたら気分が悪くなってしまうわよね。それを防ぐために清浄度を上げるの。

ではどうやるのかというと、室内のよどんだ空気を室外へ排気し、外の新鮮な空気を室内へ給気することで清浄度を上げているの。窓を全開にしていたら常に清浄度は保たれるわけだけどそれでは温度や湿度を調整できないから、自動制御装置が排気と給気の量をうまいこと調整してそれぞれのバランスを取ってるわ。すごいぞ!制御装置!

 

空気調和機とエアコンの違い

空気調和機とエアコンの決定的な違いは、湿度と清浄度の調整ができるかどうかよ。エアコンはどちらもできないわ。

というのも、エアコンは蒸気を供給する機能を(基本的に)持っていないし、室内の空気を循環させて温度を変えているだけだから清浄度も下げられないからよ。

じゃあ全部空気調和機に任せた方がいいんじゃない?って思うでしょうけど、エアコンにしかできないこともあるの。それは各部屋での細かい温度の管理よ。

空気調和機は巨大な設備のため、大雑把にしか温度の調整ができないわ。「このエリアは○℃くらいまで温度を下げよう!」って感じね。それに対してエアコンは「このエリアの、この部屋の、このエアコンの温度は○℃にしよう!」と言うように細かい範囲の温度を調整することができるわ。

 

それぞれの役割がある

空気調和機:温度や湿度、清浄度を広い範囲で調整

エアコン:温度を細かい範囲で調整

今回は大雑把な役割だけ書いたわ。本当は空気が冷える仕組みや空気環境に関する法律の話もあるんだけどキリがないからね!!冷凍機や、建築物環境衛生管理基準(ビル管法)の話はいずれ記事にするから待っててね!約束だよ!

 

似たような機能を持つ設備だけど、明確な違いがあってそれぞれ役割があるのね。人間も同じじゃない?よく知らない人から見ると同じに見えるけど、実は違いがあって得意なことと苦手なことがあるの。世界中の人がそれを理解できたら世界はきっともっとずっと平和になるわ。(どんなまとめだ)

 

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